おじさんのかさ

《どんな絵本?!》

お気に入りの新しい傘を買った時のウキウキ気分。
それは大人も子どもも同じ。

この絵本の主人公は「おじさん」です。
かの名探偵“エルキュール・ポワロ”を彷彿とさせる
立派なおひげを蓄えた紳士です。

 

おじさんは、黒くて細くてピカピカ光っている
とてもと~~っても立派な傘を持っていました。

 

おじさんは、その傘を出かける時はいつも持って出ました。
少しくらいの雨が降っても、傘をささずに濡れたまま歩きました。

もう少し雨が降ったら、おじさんは雨宿りして雨がやむまで待ちました。
急ぐ時は傘を抱いて走り―
雨がやまない時は、見知らぬ人の傘に入れてもらい―
大降りの日は、どこにも出かけませんでした。

 

ある日のこと。
おじさんが公園のベンチで休みながら、いつものように傘が汚れていないか、

きっちりたたんであるかを調べていると、雨が降ってきました。

小さな男の子に「かさにいれてよ」と言われても、
おじさんは咳払いして、暗におことわり。

しかし、その男の子が友だちの女の子の傘に入れてもらい、二人が歌をうたって

去っていくのをじっと聴いていたおじさんは・・・・・。

 

《読み聞かせ方のヒント》

無口で無愛想、傘が生きがいといった、子どもからはとっつきにくいキャラクター

のおじさんの変貌ぶりが楽しいお話です。

おじさんのイメージを大切に読むこと、おじさんが浮かれている感じが出せると
よりお話が楽しめると思います。

 

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