ぼんちゃんのぼんやすみ

《どんな絵本?!》

タイトルページには、富士山の前を通る新幹線(懐かしのゼロ系^^)。
東京から、T市へ向かっていることがわかります。


お父さんの会社が盆休みに入り、「ぼんちゃん」一家はおばあちゃんの家に
里帰りすることになりました。

新幹線の駅から、バスに乗っていく道程も楽しく描かれています♪
そして着いたおばあちゃんの家。


すぐにお仏壇にお線香をあげます。

仏様を拝む際には、こう言います。
「のんのさま へーえ」
(「のんのさま」=仏さまだと注釈が小さく入っています。)

 

おばあちゃんに誘われて、ぼんちゃんはお盆の準備をします。
ココでおばあちゃんのセリフに三河弁が出てきます。
三河弁の部分は、わからない人のために(  )書きで意味が書かれてあります。

 

必要なものを外で採ってくると、家の中でいよいよ「おしょろさま」作りです。
「おしょろさま」とは、ご先祖様が家に戻ってくる際に乗る乗り物(牛)のことで、
ナスを小豆、南天の葉やインゲン、「おがら」などを使って牛の形にします。

おばあちゃんのすることをじーっとおとなしく見守り、よく手伝うぼんちゃん
でしたが・・・翌日お経が始まると困ったことに<emoji:face_csweat>


祖先祖様を迎えるところから送るときまで、準備すること成すべきこと、
大切にしている想い、風習の意味。
そんなひとつひとつをおばあちゃんから言葉や行動で教わるぼんちゃんです。

各地方、各家庭で異なるお盆の風習ですが、祖先の霊を慰めるというところ
は同じじゃないかと思います。


《読み聞かせ方のヒント》

( )内の解説は、その場で読む必要はないと思いますが、小さい年齢の子が
一緒に聞いている場合など、必要なタイミングで活用できればと思いました。

 

前の見返しには、お盆で使うものが名前と共に一つ一つ描かれてあります。

この全部の名称がわからなければ絵本を楽しめないかというと、全くそんな
ことはありません。
おそらく、読者がお盆の会話をしたり、実際に里帰りをした際に見聞きする
であろう物を予備知識として示してくださったのではないかと^^

 

後ろの見返しには、「おしょろさま」の作り方とお盆の風習についてのあれこれが
「おうちの方へ」として載っています。

そして、クイズ(探し遊び)もあり♪
奥付にも、あおきひろえさんの言葉でお盆への想いが綴られてありますので、
そこも是非、大人の読者さんはお読みくださいね。

 

★★★の年齢の子でも、お盆というキーワードを耳にしたことがあったり、
実際お盆に里帰りをしたことのある子には楽しんでもらえると思いましたが、
亡くなった方が家に戻るというところがなんとなくイメージできる年齢にと思い
★★★★の分類にしています。

里帰りにもお墓参りにも縁のない方も、ぜひぜひ!!

 

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