たなばた

《どんな絵本?!》

七夕の由来として伝わっているお話は、少しずつ細部は異なるものの、筋としては彦

星と織姫の悲恋物語になっているのではないかと思います。

天の川は初め、地上に流れていたようです。


その川の近くに住む、雲を織って暮らす天女の末娘が「おりひめ」で、川の逆側に

住む若者=「うしかい」は、飼っている牛の一言がきっかけで織姫と出会います。

織姫と牛飼いは夫婦となり、子ども二人に恵まれます。
仲良く暮らす4人でしたが、ある時、天のエライ人にこのことが知れてしまい、二人は

引き裂かれることに・・・。引き裂かれてからの三人の織姫を慕い、追う姿。


七夕というと切ない想いがするのは、恋い慕う情がこのお話に込められているから―

かもしれない、と思います。

男女二人のみならず、子どもも含めた3人が、母(妻)を求める物語。


七夕の日に、読んで浸りたい1冊です。


《読み聞かせ方のヒント》

初め「こどものとも」で発表され(1963年)、その後「こどものとも傑作集」として発行

され(1976年)、今年になって中国の昔話として同じ出版社さんから復刊されたよう

ですね。

「ひしゃく」がどんな形をしていて何に使うものなのかわからなくても、楽しむことは

できると思います。

現実とかけ離れていて、天と地上のイメージがなかったり、地上に流れていた天の川

が天に引き上げられたり――
そんな展開についていけるのは★★★★以降の子どもかな?と思いました。

 

この時期にお薦めします♪

 

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