なつのほし

 

 

《どんな絵本?!》

たなばたのある7月には、夜空を見る機会も増えるかと思いますが、この絵本はまさに、そんな人に向け

て書かれた絵本。

加古里子さんの25年以上も以前に描かれた絵なので、少し古く感じるかもしれません。
我が家にある本も、染みだらけ<emoji:asease>な状態ですが、夏になると開けてみたくなります。


各ページ冒頭に、そのページの小タイトルが書かれてあり、初めは「なつのよる」です。
そこで、天の川の見つけ方が書かれてあり、次のページで「あまのがわ」のことが、より詳細に写真つき

で解説されています。

さて。
天の川について学んだところで、天の川を見ているとその中で一際明るく、赤く輝いている星があること

に言及。そう。
「アンタレス」という星。そして、「さそりざ」です。

赤く輝く「アンタレス」を語るには、太陽の話が欠かせません。
そこで、太陽についてもわかり易く解説がなされます。

天の川を中心に夏の夜空を更に見ていくと、天の川が二股に分かれているところがあり、そこを更に

詳しく見ると―「なつのほしの だいさんかくけい」が見えることを教えてくれます。

青い「デネブ」と白い「ベガ」と「アルタイル」。
そこから、「はくちょうざ」「ことざ」「わしざ」について、更に昔の人がどうしてそのように命名したのか

についても触れられます。

そして、天の川といえば、の七夕について。
七夕の由来にもさらっと触れながら、現実の宇宙の話へと移行していくのがこの絵本の一番面白い

ところ^^

ロマンがないって?!
でもこの絵本を読むと、これこそがロマンだ!って星に夢中になる人の気持ちがわかるような気が

するのです^^

後半は更に一歩踏み込んだ宇宙の話が入ります。
が、それほど難しいとは感じません。

毎日毎日続いていく自然の営みと宇宙とのつながり。
私たちの生活と無関係ではないこと。
そんな、果てしなくも身近なことを教えてくれる絵本です。


天の川を中心に、子どもの浅い知識を深め、広い興味へと誘うように構成されていて、面白い1冊です。

夏は花火などでも夜空を見上げる機会があるかと思います。
でも、星ぼししか見えない暗い夜空を見て、たくさんの伝説とロマンにこの夏浸ってみるのもイイですよね!

プラネタリウムを見る前後にも、お薦めしたいと思います。


《なつのほし の読み聞かせ方のヒント》

極力、難しい言葉と漢字は使われずに解説されています。
なので、小学生だと自分で読めるのですが、もう少し早い年齢の人が大人と一緒に楽しんでいただき

たい!との願いから分類を決めました。

絵本の見返しに、6月~8月の「なつのほしぞら」に見える星や星座が載っています。
山などへお出かけの際に携帯して、実際の夜空と見比べるのもお薦めです。

初めに書きましたように、この記事を書くに当たって参考にしている絵本は、家の本棚にある古いもの

です。
内容が新しいバージョンと異なっている部分がありましたら、何卒ご容赦ください。

星好きの人や、これから星入門者になろうという方、必見です♪

 

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