天人女房

《どんな絵本?!》

天人=織姫という設定の、たなばたの昔話です。

 

このお話では、彦星となる夫は地上に住む人間で、天人が地上の川で水浴びをしている際に羽衣を

隠して天に戻れなくしてしまいます。

そして、天人は男の女房になり二人の子をもうけます。

 

夫婦になったもともとの経緯が強引であったため、天人は天に帰ることを望みながら暮らしていました。

 

そんなある日、子どもたちが歌っている子守歌をきいて、天人は羽衣の隠し場所を知ります。

 

羽衣を見つけた天人は二人の子どもを脇に抱き、天へと戻って行きますが、夫である男にメッセージを

託したのです。

 

そのメッセージとは・・・。

 

 

伝わる場所などにより、少しずつ内容の異なるたなばた伝説ですが、このお話では男が天に昇る

ために「いちばん大事な」牛を犠牲にする必要がありました。

そして、天に昇ってからも様々な試練が男を待ち受けています。

 

これでもか、これでもかという後半の困難な状況には、ハラハラドキドキします。

昔話が好きな方へもお薦めします。

 

 

《読み聞かせ方のヒント》

振り仮名つきの漢字が割りに多く使われています。

タイトルは「天人女房」と漢字四文字で、振り仮名もありません。

 

また、方言で語られているので多少読む際には慣れが必要かと思います。

太田大八さんの絵が素晴らしい雰囲気を醸し出していて、画面を見るだけでお話世界に引き込んで

くれるので、その雰囲気を壊すことのないように読めるとよいと思います。

 

以上のことから、小学中学年以上にお薦めしたいと思います。

 

天を仰いで、その神秘の世界に想いを馳せてみたい♪

そんな時にピッタリな絵本です。

 

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